プレキャスト樋門工法協会

柔構造プレキャスト樋門

柔構造プレキャスト樋門は、工期の短縮、品質の向上、トータルコスト縮減など様々な可能性を持つ形式の樋門として期待されています。

プレキャスト樋門工法協会は、河川堤防を横断して設置される樋門(樋管)において、工場で製作されたプレキャストコンクリート製の函体を用いる「プレキャスト樋門工法」の普及と技術向上を目指す団体です。

協会の役割

プレキャスト樋門工法協会は、技術マニュアルの発行や技術支援を行い、業界全体の技術力向上を目指しています。特に、施工の省力化や合理化を促進するためのガイドラインを提供しています。
プレキャスト樋門工法協会は、河川工事における重要な技術団体として、持続可能なインフラの構築に寄与しています。

主な目的と活動内容

工法の信頼性向上と品質確保
  プレキャスト樋門工法に関する各種実物実験を行い、工法の信頼性と品質の向上に努めています。

・施工の効率化とコスト縮減
  現場作業を大幅に省力化できるプレキャスト工法の特長を活かし、工期の短縮やコスト縮減に貢献します。

・構造物の品質向上
  管理の行き届いた工場で製造されるプレキャスト函体は高品質であり、構造物の耐久性やひび割れ抵抗性に優れています。

・地盤追随性の確保
  軟弱地盤における地盤変形に追随できるような構造(剛接合方式や弾性接合方式など)の研究・開発を行い、樋門の安定性を高めます。
  特に弾性接合方式では、弾性ゴム(FB接合ゴム)を用いることで、より高い函軸たわみ性を確保し、地盤の変形に追随できるようにしています。

協会の活動

①公開実験

②現場見学会